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【本音レビュー】犬の雑穀フードってどう?口コミ・成分・他社との違いを徹底解説

目次

犬の雑穀ごはんってどう?口コミと実体験で徹底レビュー!

犬の雑穀ごはんってどう?口コミと実体験で徹底レビューします。

  • ① 犬の雑穀ごはんを実際に試してみた
  • ② 与えたあとの変化とリアルな感想
  • ③ 食いつき・便の状態・匂いの印象
  • ④ どんな犬に合いやすいのか?

① 犬の雑穀ごはんを実際に試してみた

まずは、実際に「犬の雑穀ごはん」を購入して、我が家のピションフリーゼに試してみました。

購入したのは、アニマル・ワンのベーシックシリーズ「アダルト(チキン)」800gサイズです。

袋を開けた瞬間にふわっと漂うのは、鰹節と穀物の香り。人工的な匂いではなく、素朴で自然な香りです。

ドッグフードの粒は小判型で、1円玉と比べても少し大きめ。ただし厚みがそこまでないので、小型犬でも問題なく食べられそうなサイズ感です。

我が家の愛犬は、これまでにいくつかのドッグフードで食いつきが悪くなったことがありましたが、この雑穀ごはんはすぐにパクパクと食べ始めて、完食までほとんど時間がかかりませんでした。

実際に目で見て、匂いを嗅いで、犬が反応する様子を観察してみると、口コミ以上に「本当に好きなんだな」と実感できました。

ちなみに、このフードはノンオイルコーティングなので、手で触ってもベタベタしないのも飼い主的には嬉しいポイントですね。

「ちゃんと原材料にこだわってる感じがする」そんな第一印象を受けました。

② 与えたあとの変化とリアルな感想

与えてから数日、いつも通りのタイミングでフードを出して様子を見てみました。

結果から言うと、便の状態は良好。やや柔らかめではありますが、形もしっかりあり健康そのもの。

食後にお腹を下す様子や吐き戻しなどはなく、胃腸のトラブルは見られませんでした。

さらに、毛並みが少しツヤっとしてきた印象があります。これはフードの変化によるものか断定はできませんが、食物繊維やビタミンの影響かもしれませんね。

あとは飼い主の感覚として、「犬の息がちょっとさわやかになったかも…?」と感じる場面も。これは個体差があるかもしれませんが、添加物が抑えられているからかもしれません。

総じて、体調へのネガティブな影響はゼロ。むしろ良い方向への変化があったと感じました。

「これなら続けてみたい」と素直に思える体験でした。

③ 食いつき・便の状態・匂いの印象

犬の雑穀ごはんを与えて最初に驚いたのが「食いつきの良さ」です。

市販の激安フードに比べると、香りは控えめで、強烈な匂いがするわけではありません。

でも、その自然な鰹節と穀物の香りに愛犬はすぐに反応し、まっすぐフードボウルに向かいました。

一口食べた後は、少しもためらうことなく、数分で完食。普段は少しずつ食べることもある子なのに、この反応には驚きました。

この様子を見る限り、「人工の香料や油脂で味をごまかさなくても、ちゃんとおいしいと感じるフードなんだな」と感じました。

次に、便の状態です。切り替え直後はやや柔らかめの便になりましたが、下痢というほどではなく、2〜3日で元の硬さに戻りました。

便の色はやや明るめの茶色で、発酵食材や穀物が効いている印象があります。

便の量がほんの少し増えたかな?という感じはしましたが、臭いはむしろ減った気がします。

それから、飼い主的に気になる「フードの匂い」ですが、袋を開けた時点で感じるのは、鰹節と穀物系の素朴な香り。

よくあるドッグフードにありがちな「油くさい」「ツンとしたニオイ」はまったくなく、むしろ美味しそうにすら感じるほどです。

手で触ってもギトギトせず、ベタつかないので扱いやすいのも魅力。

「ああ、こういう自然なフードって犬も人間も気持ちいいよね」と思わせてくれました。

このあたりは、香料や油を極力使わないノンオイルコーティングの特徴がよく出ていると感じましたね。

④ どんな犬に合いやすいのか?

「犬の雑穀ごはん」が合いやすい犬のタイプを、実体験と口コミをもとに分析してみました。

まず、もっともおすすめしたいのは「室内飼いで運動量がやや少なめな成犬やシニア犬」です。

というのも、このフードは全体的にたんぱく質と脂質が控えめで、カロリーも357kcal(100gあたり)とやや低め。

運動量が多くない犬にとっては、カロリーの摂りすぎを防げるため、体重管理に向いています。

逆に、活発な中型犬や成長期の子犬には物足りないかもしれません。その場合は肉のトッピングを加えるなど、調整が必要です。

また、「お腹がゆるくなりやすい犬」にもおすすめできます。

このドッグフードには、大麦や玄米、黒米、赤米などの雑穀に加えて、発酵食品や野菜、食物繊維が豊富に含まれています。

整腸効果を感じるという口コミも多く、実際に筆者の愛犬も便のニオイが減ったり、お腹の調子が安定してきた実感がありました。

さらに、「涙やけや皮膚トラブルが気になる犬」も要チェックです。

香料・着色料・合成酸化防止剤などの添加物が一切使われておらず、酸化防止には天然のローズマリー抽出物やミックストコフェロールが使われています。

アレルギー体質の犬や、目元の涙やけで悩んでいる飼い主さんにも相性が良いかもしれません。

ただし注意点もあります。

雑穀がふんだんに使われているため、「穀物アレルギーを持っている犬」には向きません。

また、粒がやや大きめなので、超小型犬の場合はふやかして与えるなどの工夫も必要になりそうです。

全体的に見ると、「成犬〜シニア犬で、無添加・低カロリー・整腸を重視したい家庭」にはピッタリの選択肢だと思います。

「穀物=悪」と決めつけず、素材の質や製造の丁寧さを重視する飼い主さんには、特に評価されやすいフードですね。

雑穀入りドッグフードのメリット7つ

雑穀入りドッグフードのメリット7つについてご紹介します。

  • ① 栄養バランスが豊富でヘルシー
  • ② 食物繊維でお腹の調子を整える
  • ③ アレルギー対策に小麦グルテンフリー
  • ④ 国産で安心な原材料が多い
  • ⑤ 香料・着色料不使用の製品が多い
  • ⑥ ノンオイルコーティングで低脂質
  • ⑦ コスパが意外と良い

それでは順番に見ていきましょう。

① 栄養バランスが豊富でヘルシー

雑穀には、白米や小麦には含まれない栄養素がたっぷり含まれています。

たとえば、黒米や赤米にはポリフェノール、大麦やはと麦にはビタミンB群、鉄分、マグネシウムなどが含まれていて、健康志向の飼い主からも注目を集めています。

犬にとっての主な栄養源はタンパク質ですが、同時にビタミンやミネラルも欠かせません。

雑穀を取り入れることで、フード全体の栄養バランスを底上げできるのは大きなメリットです。

特に、総合栄養食でない一般食ドッグフードを利用している場合は、栄養の補完という面でも役立ちます。

人間でも「白米より雑穀米の方が健康に良い」と言われるように、犬にも同様のメリットが期待できるわけですね。

筆者としても、これまでの食事に偏りを感じていた方にはおすすめしたいポイントです。

② 食物繊維でお腹の調子を整える

雑穀入りドッグフードの大きな魅力のひとつが「食物繊維の豊富さ」です。

大麦や玄米、はと麦などに含まれる食物繊維は、腸内環境を整える作用があり、便秘気味の犬やお腹がゆるくなりやすい犬にとってはありがたい存在です。

特に水溶性食物繊維は、善玉菌のエサになって腸内フローラを整える働きがあります。

犬の雑穀ごはんには、イヌリンやフラクトオリゴ糖といった整腸成分が配合されている製品もあり、より高い整腸効果が期待できます。

実際に与えた飼い主さんの中には、「便のニオイが減った」「下痢が治まった」といった変化を感じている人も多く、筆者も便の状態が安定したことを実感しています。

また、腸内環境が整うことで、免疫力の向上や肌のトラブルの軽減につながる可能性もあります。

最近では“腸活”という言葉が流行していますが、それは犬にも当てはまる話なんですね。

整腸作用を狙ってフードを選ぶなら、雑穀+発酵素材+食物繊維の組み合わせが理想的だと思います。

腸から健康をサポートしてくれる雑穀フードは、長く付き合える食事の選択肢になることでしょう。

③ アレルギー対策に小麦グルテンフリー

雑穀入りドッグフードの多くは、小麦を使わない「グルテンフリー設計」になっています。

これは、近年増えている「小麦アレルギー」や「食物過敏症」に配慮した設計といえます。

実際、犬の体質によっては、小麦を摂取すると下痢や皮膚トラブル、涙やけなどの症状が出てしまうこともあるんですね。

雑穀ごはんには、大麦、玄米、あわ、ひえ、きび、赤米、黒米などが使用されており、小麦を避けつつも栄養価を保てるのが特徴です。

また、最近では「大豆・とうもろこし不使用」「添加物不使用」など、アレルギーに配慮した設計を複合的に取り入れている製品も増えてきました。

ただし注意点として、グルテンフリーであっても「小麦粉を使用する製造ラインで加工」されている場合があります。

これは厳密なアレルギー管理が必要な場合にはリスクになるため、心配な場合は完全な小麦不使用(工場レベル)の製品を選ぶことが大切です。

とはいえ、「小麦を避けたいけど、フードは美味しくあってほしい」という飼い主さんには、雑穀を使ったグルテンフリーフードは非常にバランスが良い選択肢になります。

筆者の経験上も、涙やけが改善されたという口コミは多く、肌トラブル対策としても注目されています。

愛犬にアレルギー体質があるかも?と心配な方は、一度雑穀フードを試してみる価値はあると思います。

④ 国産で安心な原材料が多い

雑穀入りドッグフードは、国産ブランドが多いのも魅力のひとつです。

特に「犬の雑穀ごはん」は、製造・原材料ともに日本国内にこだわっており、公式ページでも「九州産中心の国産食材を使用」と明記されています。

飼い主としては、「どこで、どんな材料で作られているのか」が明確なのはとても安心できますよね。

輸入品に多い人工添加物や粗悪なミールが不安な方にとって、産地や加工方法の透明性は信頼を置けるポイントになります。

雑穀という食材自体も、日本では古くから使われてきた健康食材であり、無理なく犬のフードにも取り入れやすいという親しみやすさもあります。

また、国内製造であることで「輸送期間が短く、新鮮なまま流通できる」という利点もあります。

保存料や酸化防止剤を過剰に使わずに済むのは、まさにこうした物流環境の恩恵ですね。

筆者自身も「国産」「製造のトレーサビリティがある」ことを重視してフードを選んでいますが、その意味でも雑穀ごはんは安心感が抜群でした。

価格がやや高めなのは事実ですが、それでも安心して毎日与えられるというのは、他には代えがたい価値だと感じます。

⑤ 香料・着色料不使用の製品が多い

雑穀入りドッグフードの特徴として、「香料や着色料が使われていない」製品が多いことも見逃せません。

たとえば「犬の雑穀ごはん」シリーズは、人工的な香料・着色料・酸化防止剤を一切使っておらず、代わりに天然由来の素材で風味や保存性を保っています。

この点は、犬の健康を気づかう飼い主さんにとって非常に大きなメリットですよね。

犬は人間と違って、色で食欲を判断することはありません。そのため、見た目をよくするための着色料は犬にとって全く不要なものなのです。

むしろ、着色料や人工香料が原因で、涙やけ・アレルギー・皮膚トラブルを引き起こすこともあります。

また、香料でごまかさずに「素材本来の香り」で勝負しているフードは、匂いに敏感な犬にとっても自然で安心して食べられるのが特徴です。

筆者が実際にフードの袋を開けたときにも、「うわっ」と感じるようなきつい臭いは全くなく、鰹節と穀物のほんのり優しい香りが広がりました。

これは飼い主としてもとても好印象でしたし、「毎日あげるものだからこそ、こういう配慮は大事だな」と改めて感じさせられました。

犬の健康被害のリスクを減らすという意味でも、「香料・着色料不使用」はフード選びの重要な基準になります。

ナチュラル志向の飼い主さんは、こうした無添加設計の雑穀フードをぜひ検討してみてください。

⑥ ノンオイルコーティングで低脂質

雑穀入りドッグフードには「ノンオイルコーティング」の製品が多く、これも大きな魅力のひとつです。

一般的なドライフードの多くには、食いつきを良くするために動物性油脂が最後に吹きかけられています。

このオイルは香りを強くし、犬の嗅覚を刺激するため、最初の食いつきはよくなるのですが、同時に酸化しやすく、脂質過多やアレルギーの原因にもなり得ます。

一方、雑穀ごはんシリーズのように「ノンオイルコーティング」で作られたフードは、素材そのものの風味だけで勝負しています。

これにより、余計な脂質を抑えることができ、結果的にカロリーも低めに抑えられているのです。

実際に成分表を見ても、脂質は6〜9%台とかなり低めで、ダイエット中の犬や避妊・去勢後の体重管理にも適しています。

また、酸化のリスクが低いという点でも、ノンオイルはメリットです。

酸化した脂質は腸内環境の悪化を引き起こす可能性があり、それが便臭や皮膚トラブルに繋がることも。

筆者自身も、油っぽいフードを与えていた時期は、便の匂いや涙やけが気になっていましたが、雑穀ごはんに変えてからそうした悩みが軽減された実感があります。

低脂質でヘルシー、しかも酸化の心配が少ないノンオイル設計は、今後のスタンダードになっていくかもしれませんね。

⑦ コスパが意外と良い

雑穀入りドッグフードというと、「高そう」「贅沢そう」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。

たしかに、激安フードに比べれば価格はやや高めです。しかし、実際に使ってみると、そのコスパの良さに気づく方も多いのではないでしょうか。

たとえば「犬の雑穀ごはん」シリーズの場合、800gで約2,750円(税込)という価格設定になっています。

これだけ見ると少し高く感じますが、栄養価が高く、余計な添加物が入っていないため、健康トラブルが起きにくくなる=通院や医療費の予防につながると考えると、実は長期的にはコスパが良いのです。

さらに、1日あたりの給与量が少なめで済むため、意外と長持ちします。

以下に、目安となる給与量とコストをまとめた表を載せておきます。

体重1日あたりの給与量1日あたりのコスト(目安)
3kg約60g約206円
5kg約90g約310円
8kg約130g約448円

このように、プレミアムフードの中では平均的〜やや安めの価格帯といえるでしょう。

また、楽天やAmazonでは定期購入やポイント還元があるショップもあり、そういった制度をうまく活用すればさらにコスパは良くなります。

「安さ」だけを求めると健康トラブルのリスクが上がりがちですが、安心できる原材料・製造・サポート体制を加味すれば、この価格はむしろ妥当、むしろお得と言っていいでしょう。

毎日与えるごはんだからこそ、「ちょっといいもの」を選ぶ。その選択肢として、雑穀入りフードは十分に価値ある投資だと思います。

雑穀入りドッグフードのデメリットと注意点

雑穀入りドッグフードのデメリットと注意点を、正直にお伝えします。

  • ① タンパク質がやや低めな傾向
  • ② 穀物アレルギーのある犬には不向き
  • ③ 切り替え時に便がゆるくなる可能性
  • ④ 合わない場合の見極め方は?

それでは順に見ていきましょう。

① タンパク質がやや低めな傾向

雑穀入りドッグフードの構成上の特徴として、「タンパク質がやや低め」である点は見逃せません。

実際、犬の雑穀ごはんシリーズでは、タンパク質含有量が17.8%〜20.6%程度と、一般的なプレミアムドッグフード(25〜30%)と比べると控えめな数値になっています。

犬は肉食寄りの雑食動物であり、筋肉や臓器の健康維持には十分なタンパク質が必要不可欠です。

そのため、成長期の子犬や運動量が多いアクティブな犬にとっては、このタンパク量ではやや不足する可能性があります。

雑穀によって栄養バランスが整っているとはいえ、タンパク質だけはフードからしっかり摂る必要があるため、別途肉類のトッピングを加えるなどの工夫が必要かもしれません。

一方で、シニア犬やダイエットが必要な犬には、低タンパク・低脂質なこのバランスがちょうど良いという声もあります。

つまり、「ライフステージ」や「運動量」に合わせて、雑穀フードが合うかどうかを判断することが大切なんですね。

筆者の印象としては、「雑穀フードはバランス重視。ただし筋肉質で活発な犬には物足りないかも」といったところです。

② 穀物アレルギーのある犬には不向き

雑穀入りドッグフードは、健康的なイメージがある一方で、「穀物アレルギーのある犬には合わない」という弱点もあります。

特に注意したいのが、大麦や玄米、あわ、きび、ひえなど、いわゆる雑穀系の食材にアレルギー反応を示す犬です。

小麦はアレルゲンとして有名ですが、雑穀にも食物アレルギーを引き起こす可能性がある成分が含まれているため、完全に安全とは言い切れません。

実際に、「雑穀ごはんを与えてから下痢をするようになった」「皮膚がかゆそうだった」といった口コミも少なからず存在します。

また、フードの製造ラインが小麦を含む設備と共用されているケースもあるため、重度の小麦アレルギーを持つ犬には注意が必要です。

このような場合は、「グレインフリー(完全穀物不使用)」のフードを選ぶほうが安全ですし、より体に優しい選択になるでしょう。

筆者も過去に、食物アレルギーの疑いがある犬に雑穀入りフードを与えたところ、皮膚に赤みが出てしまったことがあります。

その経験からも、雑穀フードを導入する際は、まずは少量から始めて、数日間は愛犬の体調や便の状態をしっかり観察することが重要だと感じています。

雑穀がすべての犬に合うわけではありません。だからこそ、「体に合うかどうかを見極めながら試す」という柔軟な姿勢が大切なのです。

③ 切り替え時に便がゆるくなる可能性

雑穀入りドッグフードに限らず、新しいフードに切り替えるときには、便の状態に変化が出ることがあります。

特に雑穀には食物繊維が多く含まれているため、消化器官が慣れるまでの間、一時的に便がゆるくなる可能性があるんですね。

実際、筆者の愛犬も最初の2〜3日はやや軟便になりましたが、数日で落ち着き、良好な状態に戻りました。

これは体が雑穀に含まれる食物繊維や発酵素材に慣れていないことによる、一時的な生理的反応です。

そのため、「あ、下痢になった!合わない!」とすぐに判断せず、少し様子を見ながら与えることが大切です。

切り替えの際は、以下のような手順を意識するとスムーズです:

切り替え日数旧フード雑穀フード
1~3日目9割1割
4~6日目7割3割
7~10日目5割5割
11日目以降0~3割7~10割

このように、10日ほどかけて徐々に慣らしていくことで、腸内環境も自然に適応しやすくなります。

特に子犬やシニア犬、敏感なお腹を持つ犬には急な変更は禁物ですので、「少しずつ・じっくり」のスタンスで進めてくださいね。

「変化がある=ダメなフード」と思わず、正しい切り替え方法で観察を続けることが、最終的に愛犬にぴったりの食事に出会うコツです。

④ 合わない場合の見極め方は?

どんなに評判の良いフードでも、すべての犬に合うとは限りません。

だからこそ、「このフードはうちの犬に合ってるの?」を見極める方法を知っておくことがとても大切です。

雑穀入りドッグフードを与えてみて、次のような変化が見られる場合は注意が必要です。

  • ・3日以上、明らかに軟便や下痢が続く
  • ・食べ残しが多く、明らかに食いつきが悪い
  • ・口臭や体臭が強くなった
  • ・皮膚に赤み、かゆみ、抜け毛が増える
  • ・目ヤニや涙やけがひどくなる

これらの症状が出た場合、体質に合っていない可能性が高いです。

特に皮膚や消化器のトラブルは、フードが原因であることが多いため、注意深く観察しましょう。

一方で、「初日だけ便がゆるかった」「初回は警戒して食べなかった」というレベルであれば、すぐに判断せず、2〜3日程度は様子を見ることをおすすめします。

また、フードが本当に原因かどうかを見極めるには、「フード以外の条件を変えない」ことも大切です。

新しいおやつや薬、環境の変化などが同時にあると、判断が難しくなりますからね。

筆者の経験では、「2週間あげてみて、体調・食欲・毛並みにポジティブな変化があればOK」と考えています。

雑穀フードが合うかどうかは、必ずしも1日や2日で判断できるものではありません。

焦らず、丁寧に観察することが、愛犬にとって最適なフード選びにつながるのです。

他の人気ドッグフードと徹底比較!

他の人気ドッグフードと徹底比較して、雑穀ごはんの特徴を明確にしていきます。

  • ① 「うまか」との違いを比較表で解説
  • ② グレインフリー製品との違いは?
  • ③ おすすめ3商品を比較してみた
  • ④ 各商品の向き・不向きを整理

それでは順に見ていきましょう。

① 「うまか」との違いを比較表で解説

「雑穀ごはん」とよく比較されるのが、同じ国産プレミアムフードの「うまか」です。

どちらも国産・無添加・ヒューマングレードという共通点がありますが、いくつか違いもはっきりしています。

以下に代表的な違いをまとめました。

項目雑穀ごはんうまか
主原料雑穀+鶏・魚鶏肉(華味鳥)
穀物の種類大麦・玄米・黒米など玄米
グルテン対応小麦不使用(グルテンフリー)グルテンフリー
香料・着色料不使用不使用
価格800g 約2,750円1.5kg 約4,980円
カロリー約342kcal/100g約350kcal/100g
対象年齢成犬〜シニア全年齢

「うまか」は国産鶏(華味鳥)を100%使用し、肉の品質とおいしさに特化した設計。一方「雑穀ごはん」はバランス重視で、整腸や食物繊維の多さが特徴です。

食いつきの良さ重視ならうまか、腸内環境や便の状態重視なら雑穀ごはん、といった選び分けができそうです。

筆者としては、「お腹の弱い犬には雑穀ごはん」「とにかく肉好きの犬にはうまか」と考えています。

② グレインフリー製品との違いは?

雑穀入りドッグフードとグレインフリー(穀物完全不使用)製品の違いは、飼い主さんからもよく聞かれるポイントです。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、どちらが優れているというよりも「愛犬の体質や目的に合っているか」で選ぶことが重要です。

まず、グレインフリーのドッグフードは、小麦・大麦・米・トウモロコシなどの穀物を一切使用せず、肉や芋類(サツマイモ・タピオカなど)を主原料としています。

そのため、穀物に対してアレルギーがある犬には非常に有効で、皮膚トラブルや下痢の改善が期待できることもあります。

一方で、穀物を完全に除いた分、タンパク質や脂質が高くなりがちで、ややカロリーオーバーになりやすいという側面もあります。

これに対して、雑穀ごはんのような雑穀入りフードは、低脂質・低カロリー・高食物繊維で、腸内環境や体重管理に配慮したい犬に向いています。

また、グレインフリーは一般的に価格が高くなる傾向があり、継続しやすさという意味でも雑穀入りの方が優位な場合もあります。

以下に、簡単に比較できるよう表でまとめてみました。

項目グレインフリー雑穀入りフード
穀物の使用完全不使用大麦・玄米など使用
主原料肉・芋類雑穀+動物性たんぱく
アレルギー対応穀物アレルギーに有効小麦フリーが多い
カロリー高め(脂質多い)控えめ
整腸効果やや劣る高い(食物繊維豊富)
価格高め中程度

このように、それぞれの特徴をしっかり理解したうえで、愛犬のライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

筆者としては「アレルギー持ちならグレインフリー」「腸活やダイエットなら雑穀入り」というように使い分けるのが理想的だと考えています。

③ おすすめ3商品を比較してみた

ここでは、「雑穀ごはん」以外にも人気のあるプレミアムドッグフードを2商品ピックアップし、合計3商品を比較してみます。

比較するのは以下の3つ:

  • ・犬の雑穀ごはん(アニマル・ワン)
  • ・うまか(華味鳥使用の国産フード)
  • ・モグワン(イギリス発のグレインフリー)

それぞれに良さがあり、価格帯や栄養バランスも異なるので、以下の比較表をご覧ください。

項目雑穀ごはんうまかモグワン
主原料鶏肉+雑穀鶏肉(華味鳥)チキン&サーモン
穀物の有無雑穀使用(小麦フリー)玄米使用グレインフリー
タンパク質約20%21.4%27%
脂質約6〜10%10.5%10%
カロリー約342kcal/100g350kcal/100g361kcal/100g
内容量と価格800g / 約2,750円1.5kg / 約4,980円1.8kg / 約4,960円
添加物不使用不使用不使用
製造国日本日本イギリス

こうして見ると、「モグワン」は高タンパク・高カロリーで、若い犬や活動的な犬向け。

「うまか」は肉の品質にこだわり、全犬種オールラウンド型。

そして「雑穀ごはん」は整腸や低カロリー設計で、室内飼いやシニア犬に向いていることが分かります。

筆者の印象としては、「目的別に使い分ける」ことで、どのフードもベストな選択肢になり得ると感じています。

④ 各商品の向き・不向きを整理

これまでの比較を踏まえて、3つの人気ドッグフードそれぞれの「向いている犬」「向いていない犬」の傾向を整理してみましょう。

選ぶ際のヒントになるよう、目的別にまとめました。

商品名向いている犬不向きなケース
犬の雑穀ごはん・シニア犬や体重管理が必要な犬
・便の状態が不安定な犬
・食物繊維で腸を整えたい犬
・タンパク質が多く必要な成長期の犬
・雑穀アレルギーのある犬
うまか・食いつき重視の犬
・国産の高品質肉を与えたい飼い主
・全年齢向けのバランス食
・脂質制限が必要な犬
・価格を抑えたい家庭
モグワン・筋肉質な体を目指す犬
・穀物完全NGなアレルギー持ち犬
・高タンパクを求める家庭
・シニアや小食の犬(やや高カロリー)
・国産にこだわる飼い主

このように、どのフードにも「合うタイプ」と「合いにくいタイプ」があります。

重要なのは「評判がいいから」ではなく、「うちの子に合っているか?」を基準に選ぶこと。

筆者としては、「迷ったらまずは少量パックで試す」ことを強くおすすめします。

実際に与えてみて、体調や便、食いつきにどんな変化があるかを観察すれば、最適なフードが見えてくるはずです。

愛犬の健康と幸せのために、じっくり選びたいですね。

雑穀入りドッグフードに関するQ&Aまとめ

雑穀入りドッグフードに関してよくある疑問を、Q&A形式でわかりやすく解説します。

  • ① 雑穀は犬に本当に必要?
  • ② 涙やけやアレルギーに効果ある?
  • ③ 価格は高い?コスパはどう?
  • ④ どこで買える?お試しはある?

それでは順番に答えていきます。

① 雑穀は犬に本当に必要?

結論から言えば、「雑穀が絶対に必要というわけではないが、あると健康に良い可能性がある」といえます。

犬の主な栄養源は動物性タンパク質ですが、雑穀にはビタミンB群やミネラル、食物繊維といった栄養素がバランスよく含まれています。

特に、腸内環境を整えたい犬や、肥満気味の犬、シニア犬などにはメリットが大きいでしょう。

また、「穀物=悪」というのは誤解であり、アレルギーがなければ問題ありません。

つまり、「体に合うなら積極的に取り入れてOK」というのが現実的な判断になります。

② 涙やけやアレルギーに効果ある?

雑穀入りフードには香料・着色料・保存料などの人工添加物が使われていないことが多く、そうした添加物が原因の涙やけや皮膚トラブルには一定の改善が期待できます。

実際に、「雑穀ごはんに変えたら涙やけが良くなった」という口コミも多く見られます。

ただし、雑穀自体にアレルギーがある犬も一部存在しますので、初めて与える場合は少量から慎重にスタートしてください。

効果が出るかどうかは犬によって異なるため、観察が何よりも大切です。

③ 価格は高い?コスパはどう?

雑穀入りドッグフードは、安価な市販フードに比べるとやや高めです。

ですが、栄養バランスの良さや安全性、整腸作用などを考えると、トータルで見るとコスパは良いといえます。

また、給与量が少なくて済む設計になっている製品も多く、1日あたりのコストで見れば実はそこまで高くありません。

健康維持の面でも医療費の節約につながる可能性があるため、長期的にはむしろ経済的かもしれません。

④ どこで買える?お試しはある?

雑穀入りドッグフードは、以下のような場所で購入できます:

  • ・公式サイト(定期便割引や特典あり)
  • ・Amazon、楽天市場(ポイント還元が魅力)
  • ・一部のペットショップ店頭(種類は限られる)

また、「お試しパック(少量)」や「初回限定割引」などを提供しているブランドもあります。

筆者のおすすめは、まずは公式サイトのキャンペーンを活用して少量で試してみること。

実際に与えてみて、便の状態や食いつき、体調をしっかりチェックするのが一番確実な方法です。

まとめ:雑穀入りドッグフードはこんな犬・飼い主さんにおすすめ!

雑穀入りドッグフードは、「健康を意識した食事を与えたい」「無添加で安心できるフードを探している」そんな飼い主さんにぴったりの選択肢です。

特におすすめしたいのは以下のようなケースです:

  • ・お腹が弱く、便が不安定になりがちな犬
  • ・肥満気味、または体重管理が必要な成犬・シニア犬
  • ・人工添加物に敏感で涙やけや皮膚トラブルが起きやすい犬
  • ・国産&無添加にこだわりたい飼い主さん
  • ・整腸効果や腸内環境を意識したフードを選びたい方

一方で、

  • ・運動量の多い若い犬や成長期の子犬
  • ・穀物アレルギーを持っている犬

といった場合には、他のフード(グレインフリーや高タンパク設計)を検討するのが良いかもしれません。

何より大切なのは、「うちの子に合うかどうか」を見極めること。

まずはお試しパックや少量購入で、体調や食いつきにどんな変化があるかを観察してみてください。

毎日のごはんが変われば、愛犬の健康も変わっていきます。

ぜひ、雑穀入りドッグフードをあなたの大切な家族に取り入れてみてくださいね。

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